「サンライズ・アースクリーン」
ただのビーチクリーンじゃない。もちろん、朝、東の水平線から上る日の出を拝み、エネルギーをもらい、海辺でゴミを拾って帰ってくる。日本のゴミはどこへ流れているのか。ペットボトルがどのくらい消費されているのか。漂着ゴミが語ることで、ゴミを捨てない意識が芽生えてくる。だがそれだけではないのだ。ゴミをへらし、自然への感謝をふやす。これがツアーの目的だ。見つかるのはゴミだけではない。太陽の大きさ。生き物の声。空の色。風の向き。潮。光…。南の島の拾人(ヒロインチュ)田中秀典と一緒なら、こうした自然の機微に立ち会える。そして参加者全員が自然を感じ取れる人になる。この環境をくれた地球にお礼する気もちがあれば、ゴミ拾いはさらにはかどる。そうして明日から子どもたちは言うだろう。「パパ、空がきれいだね」と。